博物館お隣の樹林地はミズキを中心とした林ですが、先日のブログでもお伝えしたとおり、ここ5年ほどのキアシドクガによる食害でだいぶ痛めつけられています。樹皮が剥(は)がれて枝が折れて、果ては枯死寸前の株も多く見られます。
それでも、生きている株の枝先にはこんな大きな冬芽が目立ってきました。
ミズキは、早い年は3月中旬くらいから冬芽が膨らんで、若葉を出し始めます。ということは、あと1月ちょっとで崩芽するかもしれないので、冬芽もなんだか色つやも良く目立ってきました。
越年草(秋に芽生えて幼植物のまま冬を越す植物)のフデリンドウも、落葉の下で静かに春を待っています。
真冬の寒さとは裏腹に、日が長くなってきてなんとなく生きものの動きが活発になってきました。春への動きはだんだんと加速するので、こちらもエンジンをかけていかないと追いつけなくなりそうです。