先日(2月17日)、あるご家族が博物館へお宝を持って来られました。
なんでも、市内中央区の斜面林内で骨を見つけたということで、それがなんの骨か知りたくてご来館されたのです。
中央区の斜面林内??ということでちょっとびっくりしましたが、博物館でちょうど洗浄しようと準備していたニホンジカの下顎骨(下あごの骨)と照合。ほぼ、ピッタリです。
持ってこられたご家族もちょっとびっくりしていましたが、どのような経緯で骨になってしまったのかはわかりません。でも、このところ相模川の東側でもニホンジカの目撃例が増えています。迷い込んで力尽きてしまったのか・・・。
いずれにしても、骨の正体が判明し、発見者のお子さんも満足そうでした。
取り扱いについて衛生上の注意点や、保存方法などご説明し、市内のちょっと珍しい記録ということもお伝えしました。こうした拾いものから科学への興味の芽が開いたらいいな、とキラキラした目のお子さんを見ながら思いました。