雪形とコハクチョウ

今日は朝から快晴。一昨日の雪が丹沢主陵北斜面の雪形をつくっているだろうと、緑区のビューポイントへ写真を撮りに行ってきました。

鬼ヶ岩の頭の下に広がる伐採地に、ポジで浮き出る白馬の雪形(画面左に、頭を左向きに駆け上がる馬の形が見えます)。きれいですね。

ついでと言っては失礼ですが、今、相模川に飛来しているコハクチョウの群も見てきました。

現在は7羽。3羽の未成熟個体がいるので、家族群かもしれません。

地元のバードウォッチャーやウォーキングの方が足を止めて見守っています。もう2か月近く、相模川中流に留まっているでしょうか。

よその地域では、ハクチョウが飛来すると即座に餌付けして無理矢理定着させ、飛来数を増やして観光地化してしまった例がいくつもあります。放置すれば衰弱してしまうほど食物に困っている状態ならともかく、こうして自然の状態で越冬してくれているなら、それが一番です。静かに見守ってくれている地域の方々の見識に敬意を表したいと思います。

(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク