3月23日(土)、毎月第四土曜日恒例の生きものミニサロンを実施しました。今回のテーマは「春のおさんぽ観察会 ヘンなモノ見つけました!」です。春というより真冬のような寒さでしたが、20名以上の方にご参加いただき、ふだん、身近にありながらあまり目に留まらないようなものを観察しました。
まずは、博物館入り口近くに生えている幼木です。
この冬芽を見て、親の木はどれかな?というクイズです。ヒントは「歩いて30歩くらいですよ!」ということで、1分くらいで見つけてくれました。
答えはコブシです。ちょうど枝の上の方には花が咲いていました。
続いて、植栽のヒサカキに花が咲いているので、これを観察。ヒサカキはツバキの仲間ですが、径8ミリほどの小さく目立たない花です。ところが、これに鼻を近づけてにおいを嗅ぐと・・
妙なニオイ!花の香りというにはちょっと意外すぎるので、みなさん驚いていました。
続いて、先日このブログでもお伝えした、樹液酵母のスライムフラックスです。少し削って容器に入れたのですが、そのようすだけで悲鳴に近い声があがりました。
感触を確かめてみると・・・アレ?意外とサラサラ。
色といい、感触といい、今日一番のヘンなモノ!でした。
この後、不思議な形のミミガタテンナンショウの花や、強いニオイのサンショウの若芽などをみんなで観察しました。
最後にミズキをもう一度。若い枝を切って、滴り落ちる樹液で名前の由来を確認。
あまりにも盛り上がったので、ちょっと時間オーバーになってしまいました。季節が逆戻りしたような寒い中でしたが、楽しい観察会となりました。
次回は4月27日(土)12時からです!お申し込み不要ですので、お気軽にご参加ください。