春の日差しが強くなってきて、博物館のまわりでもクマバチが飛び始めました。
ロシアの作曲家リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」という楽曲があります。細かい音符がうねるように続くメロディーは、オスの飛行のようすを表しているのでしょう。ちょっと開けた陽当たりの良い空間でホバリングをして、何かが近づくとそちらへすかさず飛んでいき、縄張りに侵入してきたほかのオスか、交尾相手のメスなのかを見極めます。うしろ姿は、お尻がちょっとかわいらしいですね。
正面から見ると、大きな黒い複眼がサングラスのようで愛嬌があります。
気温が上がって昆虫の動きも活発になってきましたが、地面付近はまだ少し寒いのでしょうか。ニホンカナヘビが日向ぼっこをしていました。
暖かい日だまりと、ちょっと冷たい風と、変化の激しい気候です。