職場で飼育していたアシダカグモが、先日(2013.2.15)に死んでしまいました。推定5齢位の幼体です。2011年11月13日に捕獲したものなので、1年3ヶ月飼育していた事になります。冬の間はほとんどエサを食べないので霧吹きで湿り気を与えるだけだったのが原因でしょうか?とくに腹部がしぼんでいる様子はないのですが…それとも暖房のオン・オフによる温度変化がいけなかったのでしょうか?原因はわかりません。いつも思うのは「生き物は目を離すと死ぬ」という事。ここ数ヶ月、忙しさにかまけて、毎日じっくり様子を見る事がなかったのは確かです。どれ位飼育すると成体になるか興味があったのですが。ともあれ、すぐ隣の容器のメス成体はまだ健在。ろくに食べていないのに、腹部も丸々しています。成長段階での体の強さの違いを見る気がします。こちらの個体はあとどれだけ生きるのか、もう一度卵を産むのか、見届けるために、丁寧に飼育を続けようと思います。(学芸班 木村)
記録のため液浸標本にしました。
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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