6月8日、企画展「闇に生きる 相模原にすむ夜行性の生きもの」の関連イベントとして、ライトトラップ見学会を行いました。ライトトラップとは、光に集まる虫の性質を利用してつかまえる採集調査の方法です。講師の小野広樹さん(うみねこ博物堂店主)が、まだ明るいうちから駐車場にライトトラップを設置しています。
開始は午後6時、やはりまだ明るいので、トラップの説明や、なぜ虫が光に集まるのかといった説明をしていただきました。
実はこの日、サプライズゲストとして阪本優介さんが来てくれました。阪本さんは、最近出されたテントウムシの図鑑の著者で、蛾にも詳しい方です。開始前にハラグロオオテントウを見つけてきて、参加者に見せてくれました。その大きさに歓声が上がりました。
さらに、マイマイガの幼虫(毛虫)を手に乗せて見せてくれてみなさんビックリ!蛾を好きな人には毛虫もかわいい存在のようです。
暗くなってからが本番のライトトラップ。曇っていて湿度が高く、条件は良かったのですが虫は少なめでした。それでも、小さな蛾や甲虫にもいちいち種名を言ってくれる講師のお二人の知識にも驚きました。
たくさんの虫好きのお子さんたちが来てくれたので、またライトトラップ見学会をやってみたいと考えています。