ジグモ」をご存知の方は多いと思います。
生け垣の根本などに袋状の巣をつくり、地中に棲んでいる、あのクモです。
そろそろジグモの季節です。
というのは、2~3月の暖かい日に、子グモが地面から出てきて植込みに上り、糸を流す様子が見られるのです。ブログのネタにもちょうど良いと思い探してみました。
ところが…通勤経路の公園や、博物館周辺の植込みをいくらさがしても、ジグモの住居がみつかりません。
子どもの頃、よく巣を地面から引っ張り出してクモをつかまえて遊んだものす。それこそ生け垣さえあれば普通にいる生き物だと思っていたのですが、どうもそうはいかないようです。
「このごろジグモを見かけない」という話は、クモ研究者の方などはずいぶん前から言っていたのですが、ここ相模原もそうなのでしょうか。
もしかして、博物館周辺だけ、たまたま少ないのかもしれません。しばらくはちょっと気を付けてさがしてみようと思います。(学芸班 木村)
枝先にとまり、糸疣を広げて空中に糸を流すジグモ幼体(2009年3月16日王子市内で)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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