6月23日、企画展「闇に生きる 相模原にすむ夜行性の生きもの」の関連イベントとして、「ちょっと怖い!絵本の読み聞かせ会」を実施しました。
先週6月15日に引き続き2回目となり、今週もたくさんのみなさまにご来場いただきました。
第1部(13時から)は『モチモチの木』(斎藤隆介作、滝平二郎絵)。じさまの急病を知らせに、闇の山道を駆け下りてイシャサマを呼びに行った臆病な豆太は、戻った家の前で、モチモチの木に灯がともるのを見ます。それは、霜月(しもつき=11月)二十日の晩の特別な光景・・。絵本が描く美しい光と影の世界を、情感豊かに読んでくれました。
続いて第2部(15時から)は、『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ・たばたせいいち作)。さくら保育園の怖いもの、それは・・あきらとさとしのケンカをきっかけに始まった押し入れの冒険。立ちはだかるねずみばあさんに二人は・・。
読んだことがあるのに、読み聞かせてもらうと改めて物語が立体的に浮かび上がります。お子さんたちはもちろん、大人のみなさんも聴き入っていました。
終演後、読み手がお見送りをしていると、お子さんたちから自然にハイタッチの手が伸びました。嬉しいシーンですね。
今日は朝からぐずついた梅雨らしいお天気でしたが、多くのみなさんにご来館いただきました。企画展の絵本のコーナーは、終日こんなふうに読み聞かせているご家族連れで賑わいました。
企画展は7月7日まで、会期はあと2週間となります。ただし、明日月曜日から26日水曜日まで、メンテナンス作業に伴う休館となりますので、ご了承ください。27日木曜日から通常どおりの開館となります。