初夏の水鳥調査

6月27日、市内緑区のダム湖で行われた水鳥の調査に参加しました。
雨が心配されましたが、穏やかな天候に恵まれて、カワウやアオサギなど、大型の水鳥の生息状況を中心に調査できました。冬と違ってカモ類はほとんどいなかったのですが、カワセミの仲間のヤマセミに出会いました。

ヤマセミ

止まり木がガードレールの残骸と、ダム湖ならではのシチュエーションでちょっと荒々しいですね。
湖畔では、巣立ちから間もないと思われるキビタキの幼鳥が静かに動き回っていました。

キビタキの幼鳥

この日は哺乳類の動きも活発で、何カ所かでシカを見て、さらにサルも群れていました。

メスのシカ

水鳥と呼ぶのはちょっと微妙ですが、巣立ちビナを連れたハクセキレイの家族が水面付近を慌ただしく飛び回っていました。

ハクセキレイの家族群

湖畔の草地に飛んでいたウラギンシジミです。翅(はね)の裏面が銀白色で、顔つきもお面を付けたような不思議な模様のチョウです。

ウラギンシジミ

その近くでは、カルガモの親子が水辺へ下りるところでした。

カルガモの親子

かわいいな、と写真を撮ったのですが、この後親子で一心不乱にこちらへ泳いできて、餌付けされてしまっていることがわかりちょっと悲しい気分になりました。
梅雨独特の湿度もあって最後はちょっと重たい気分になりましたが、野生の生きものの活発な様子を存分に味わえる調査となりました。

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