春一番と卒論発表会

今日、3月1日は関東地方で春一番が吹きました。
去年は観測されなかったので、2年分吹いたわけではないのでしょうが、生半可な強風ではありませんでしたね。

風を写真に撮るのは難しいですね。なんだかよくわからない写真になってしまいました。
ということで、もう一枚、大学の春を。

お世話になっている麻布大学獣医学部野生動物学研究室の卒論・修論発表会があり、参加させていただきました。
どの発表も非常にレベルが高く、よく準備されていました。何より、研究がどれもしっかり指導され、厳しいディスカッションを経たものだというのがにじみ出ていました。
扱われている野生動物は、シカやカモシカなど大型ほ乳類からネズミなど小型ほ乳類、野鳥、両生類、昆虫、そしてそれらの動物と植生との関わり。

フィールドは宮城県から山梨県、遠くはモンゴルと、多岐にわたっています。しかし、一貫しているのは、現場を重視し、その地の社会的環境までも取り込んだ上での研究であることです。
若い研究者、学生さんたちの真摯な研究姿勢に触れ、身の引き締まる思いで夕方になってもまだおさまらない春一番を受けながら、帰途に就きました。
(生物担当学芸員 秋山)

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