博物館の前庭で、植物の上をちょこまかと動き回る直径5mmくらいの白い物体を発見しました。
良く見ると、ちょっとモジャモジャしていて、アオバハゴロモの幼虫と感じが似ています。
ただ、アオバハゴロモの幼虫が動かないのに対して、こちらは実に良く動きます。
正体を確認するため、捕獲してきてモジャモジャを拭き取ってみました。
ちょっと怖い顔の虫が出てきました。
ウスバカゲロウの幼虫です。
この仲間はアブラムシやハゴロモの幼虫などを食べますが、いくつかの種類は食べかすを自分の背中に載せる習性があります。
この辺りにはアオバハゴロモがたくさんいますので、おそらくあのモジャモジャはもともとアオバハゴロモの体についていたものだと思われます。
一見ユーモラスな歩くモジャモジャですが、実はどう猛なハンターだとは、外見
だけではわからないものですね。