8/24に勾玉作り&収蔵庫見学を開催しました。
まず、午前中に今回の講座の補助スタッフとなる歴史分野の学芸員実習生に勾玉(まがたま)作りを実践してもらいました。
そのあとは、講座の案内看板を書いてもらったり、作業台に必要物品を配置するなど、会場準備万端?整えました。
今回の講座は当初25名定員でしたが、申込みが多かったため28名まで参加を受入れました。さらに、参加者のほとんどは子どもさんのため付き添い者も多く、会場の実習実験室は熱気で大賑わいでした。
午後1時30分に開会し、はじめに少し勾玉の話や古墳時代の話を行ったのち、まずは収蔵庫見学ツアーに出発です。普段見ることができない博物館の裏側を一部ですが見学していただきました。収蔵資料を目の当たりにした参加者の多くの方に感動していただけたと思います。(アンケートにも多数の好評意見あり)
さて、そのあといよいよ勾玉作りです。時間の関係もあり、穴の開いた勾玉キットを博物館のミュージアムショップであらかじめ購入いただき、材料の滑石(かっせき)、蝋石(ろうせき)に作りたい勾玉をペンなどで描きます。
時間短縮のため、不要な角をノコギリで落とし、そのあとは金ヤスリでひたすら削って形を整えますが、この時に白い粉がたくさん出るため、知らぬ間に顔を白くお化粧した!?子が多くいました。
この辺で飽きてしまう子もいるので、勾玉の古代の穴あけ体験として、細い竹と金剛砂(勾玉石より硬い砂)による摩擦の勾玉の穴開け体験も何人かチャレンジしてもらいました。
形が整ったら、紙ヤスリでなめらかにして、最後にツルピカシートで拭くとツヤが出てきれいな勾玉の完成です。
出来映えはそれぞれでしたが、参加者全員手作りの勾玉を手に、明るい笑顔で帰っていきました。