研修生日誌(9月7日)

こんにちは!9月2日から相模原市に研修生としてお世話になっている者です。
今日(9月7日)は一日、博物館の仕事について勉強させていただきました。
お昼頃には「生きものミニサロン」に参加し、ジョロウグモを観察したほか、ヘクソカズラのにおいをかいだり触ったり、名前の由来についてお話を聞いたりしました。
ジョロウグモの観察では、オスよりメスの方が大きいことや、体が頭と腹の2つに分かれており、腹から足が8本出ていることなどを確かめました。よく観察しながら、ジョロウグモの絵もみんなで描いてみました。

短時間ですばらしい絵を描いてくれました!

へクソカズラは、においが臭いことからこの名前が付いているという少し残念な植物で、日本語の名前だけでなく、なんとラテン語の学名にも汚いものという意味の言葉が使われているとのこと。でも、よく見てみると花はきれいだったり、手やおでこにくっついたりといった面白い性質をもっていることが分かりました。

花が鼻の頭にピッタリくっつきました!

おでこにもくっついた!

きれいにピタッとくっつきます

夕方には、植物標本の作成作業をしました。乾燥させた植物を台紙に載せ、動いたりばらけたりしないようにテープで固定する作業です。熱を当てると片面がのりのようにくっつく特殊なテープを使って、茎が曲がっているところや、花の根元などを固定します。

マウント作業中

作業をした後には収蔵庫の中も見せていただきました。いつ、どこにどんな植物があったのかを系統的に記録していくことで、植物の分布状況の研究や種の保存に役立てる役割があることを知りました。

これまで博物館では展示しか見たことがありませんでしたが、一日仕事を体験させていただきながら博物館の裏側を見て、博物館が地域社会や研究に果たす役割について深く知ることができ、とても有意義な一日でした。本当にお世話になり、ありがとうございました!

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