8月末に引き続き、考古分野の博物館実習も最後の3日間が終了しました。この3日間で、実習生による展示を無事つくりあげました。展示のコンセプトやテーマ、展示資料の選定をディスカッションしながら進め、展示に向けた作業に入りました。
考古・歴史・民俗の人文系3分野は、今回、当麻(たいま)地域を共通テーマとして、各分野で掘り下げる合同の展示としました。
説明文の原稿を作成したら、パネルづくりです。カットはきれいに、貼るのはシワが出ないように慎重です。
展示ケースに資料を列品する前に、パネルを貼ります。説明文、地図、写真とパネルの枚数もあるので、レイアウトもいろいろと考えて貼ります。
資料をどうやって見せるか、展示台で上手に工夫しながら、配置を考えます。
資料の列品作業では、資料の並びやキャプションとの位置関係など、微調整が必要です。机上ではもちろんいろいろと想定していたけど、やはり最後は現場合わせによる見た雰囲気が重要です。
限られた展示スペースですが、バランスのとれた展示に仕上げることができたと思います。実習生展は9月14日(土)から10月20日(日)まで特別展示室にて開催しています。学芸員実習生(大学生)の展示を、多くの方に見ていただければ幸いです。