日本鳥学会2019年度大会に参加しました

9月13日から16日まで、東京都足立区の帝京科学大学千住キャンパスで行われた日本鳥学会2019年度大会に参加しました。

大会会場の入口

今年はポスターセッションで「雄化したキビタキの雌による繁殖の記録」と題し、市内で発見された珍しい繁殖事例について発表しました。
キビタキという野鳥の、雄とそっくりの羽色の雌(雄化)が、通常の羽色の雄とつがいになり、繁殖したというものです。これは、ある市民による毎日の地道な観察から生まれた大発見でした。

発表ポスター

発表は大きな反響があり、コアタイム(発表者がポスターの前で解説やディスカッションを行う時間帯)の間中、ひっきりなしに解説を求める参加者がいて、2時間半、次のプログラムのギリギリまで解説しました。なにしろこの記録、キビタキでは初めての事例と考えられる大変珍しいもので、なおかつ繁殖が確認されたことから、参加者の関心を集めたのです。毎年いろいろなテーマで発表してきましたが、これほどの反響は初めてでした。
たくさんの研究者からアイデアをいただき、情報交換もできました。次はこの記録をしっかり論文にまとめていこうと考えています。

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