今年、北海道では雪虫が大発生しているとニュースに流れました。雪虫は、アブラムシの仲間のうち、秋の終わりに発生した成虫が翅(はね)を持つ種類の総称です。北海道では雪の季節の訪れを告げる虫とされていますが、博物館周辺でもこの時期、朝や夕方に舞っています。手の上にのせてみました。
飛ぶのに役に立っているか邪魔なのかよくわからないモジャモジャが付いていて、これが飛んでいると青白く見える、不思議な色と形の虫です。
博物館は毎年、「学びの収穫祭」(今年は11月16日、17日)が終わると冬が来ると感じるのですが、西日を避けるように林の中を飛ぶ雪虫もまた、冬の訪れを感じさせる季節の風物です。