12月14日、藤沢市の日本大学生物資源科学部で2019年度丹沢大山自然再生活動報告会が行われました。
午前10時30分から開会。丹沢大山自然再生委員会の羽山伸一委員長による基調講演が行われました。
丹沢大山自然再生事業のこれまでの経過や、今後の課題や展望が概説されました。丹沢山域の北側の多くは、相模原市域が占めます。関東大震災をはじめ、度重なる自然災害によって山容が変わるほどの影響を受けてきましたが、今年も台風19号によって、特に北側山麓の相模原市域で数え切れないくらいの崩落や土砂流出が起きました。
当館の「学びの収穫祭」でも発表してくれた「あざおね社中」(麻布大学)が、ポスター発表によって山麓の被災の状況をお伝えしました。
報告会は午後5時までみっちりと続き、午後のシンポジウムでは具体的な再生事業の進行状況について議論が交わされました。
たくさんの人が丹沢への熱い思いを抱いて活動しています。
丹沢大山自然再生活動は、これからもそうした思いを引き受けながら続くことでしょう。