相模原市立博物館は本日、1月16日まで機器設備等のメンテナンスのために休館となっております。明日17日から通常開館します。
さて、博物館のまわりの樹林や駐車場には、冬鳥のシメという鳥が来ています。この時期は群れることはなく、たいてい単独で生活していますが、ピチッという特徴的な声ですぐに見つけられます。
オスは頭の黄金色が美しいのですが、よく見るとちょっと怖い顔をしています。
そして、あまり目立たないのですが、シメにはこんな美しさもあります。翼の先端近くにある風切羽(かざきりばね)の形と色です。
風切羽の中でも先端近くの初列風切(しょれつかざきり)という羽根は、ふつうは羽根の先端がゆるやかな流線型になっています。しかし、シメの場合は初列風切の一部の先端がトゲのように出っ張っていて、しかも青色光沢があるのです。
このような羽根の特徴はオスにもメスにもあり、なぜこのような装飾が施されているか理由はよくわかりません。
鳥の羽根の造形は、不思議なことばかりです。