2月7日、博物館の駐車場の一角では、植物の春の準備が着々と進んでいます。
これは、フデリンドウの越冬株です。フデリンドウは越年草(おつねんそう)で、秋に芽生えてある程度まで育ったところで休眠します。落ち葉に隠れるようにして冬を過ごし、4月の始め、地面に直射日光が届いているうちに開花します。下の写真は昨年の開花の様子です。
2ヵ月後にはこんな風に咲くというのがちょっと想像つきにくいのですが、日が延びてきているのをハッキリと感じられるこの頃、春はしっかり歩みを進めています。
そういえば写真を撮っている時、近くに架けてある巣箱の穴を、シジュウカラがせわしなく覗いていました。これは、巣穴に使う場所を選んでいて、冬の終わり頃から始める行動です。その巣箱を選んでくれると良いのですが。
上の写真は別の場所で撮影したシジュウカラです(望遠レンズを持っていなかったので、穴覗きの写真はありません)。ちょっと遠くの方からはさえずりも聞こえてきました。
昨日からこの冬一番の冷たい風が吹いていますが、だんだんと日差しが力強さを増しているようにも感じます。あと3週間ちょっとで、カレンダー上も春がやってきます!