2/25から2/27まで、当館は臨時休館日でした。
これは急に決まったわけではなく、展示物の清掃、メンテナンスなど、日常ではできない業務を行うため、半年に一度程度設けているものです。
歴史分野の展示では、この半年に一度の臨時休館に合わせ、必ず行っていることがあります。
それは、常設展示室内の実物文書資料の展示替えです。紙資料は、長く展示していると日焼けなどで傷んでしまうため、資料保護を目的に展示替えを行っています。
展示替えを行ったのは、江戸時代から明治時代の展示で、新田・新開の開発関係資料、八王子千人同心の長州出兵日記、明治期の養蚕や横浜鉄道に関する資料などです。この展示替えに、歴史分野のアルバイトさんの勤務シフトも合わせ、入れ替え作業を行いました。
普段は何気なく展示をご覧いただいていることと思いますが、紙の実物資料にはこのような配慮を行っていることを知っていただけるとありがたいです。
興味を持った方は、当館の江戸時代から明治時代の展示コーナーを半年置きぐらいに注意深く確認し、展示替えを実感していただけると、なおありがたいです。