啓蟄

3月5日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬籠(ふゆごも)りの虫が這(は)い出るという意味で、虫とは昆虫だけでなく、カエルやトカゲなどいろいろな生き物を含むとされています。

産卵場所へ向かうアズマヒキガエル(過去の写真)

上のアズマヒキガエルの写真は過去に市内中央区で撮影したものです。例年、この場所はちょうど啓蟄から次の節気の春分の間くらいに産卵するのですが、今年は春の進行が早く、一昨日訪れた時にはすでに産卵から1週間程度経ったところでした。

アズマヒキガエルの卵紐(らんちゅう)

卵はすでに発生がかなり進行して、尾芽胚期(びがはいき)と呼ばれる状態でした。

いわゆる「だるま胚」と呼ばれる尾芽胚期の卵

急ピッチで春が進んでいるので、今年は春の花も生き物も、早めに確認しないと時期を逃してしまいそうです。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , , パーマリンク