3月7日、市内緑区のある地区に、「相模原のカザグルマを守る会」のメンバーが訪れました。
ここは、リニア中央新幹線の建設予定地となっていて、この数年のうちにリニア本線建設のために一帯が10メートルほどかさ上げされる場所です。ここで相模原産の絶滅危惧植物、カザグルマ(キンポウゲ科)を増殖してくださっていた方の家も立ち退くことになり、移植作業のために集まったのです。
大切に掘り取った株をもとの自生地へと運び、移植します。
自生地はもともとあった親株以外に生育が確認できず、消滅の可能性が極めて高いため、増殖した株を植え戻しているのです。
かつてこの場所は、花の季節には遠目に見ても大輪の花が咲き乱れるのが見えたというほど、たくさんのカザグルマがあったそうです。
そこまでになるには長い年月と環境整備が必要になりますが、少しでも多くの株が生き残るように、慎重に植え付けました。
博物館にも数株持ち帰り、中庭に植えました。
すでに植えてあった株と共に、ゴールデンウィーク前くらいに咲き始めるでしょうか。下の写真は、昨年の自生地での開花のようすです。
自生地でも根付くことを願いながら、花の季節を待ちたいと思います。