春の雪

3月29日、博物館は休館中ですが、職員は出勤しています。
前日までの春爛漫の陽気から一転、春の雪が降っています。気温も低めなので、雪の結晶の撮影にチャレンジしてみました。

雪の結晶は六角形が基本です

マクロ(近接)撮影に強いコンパクトカメラを片手に持ち、もう片方の手には背景を黒くするための板を持っての撮影です。
六角形の結晶の形がハッキリ残ったまま地上へ到達するものは少なく、まして春の雪で結晶同士がたくさんくっつき合ったぼた雪なので、撮影はなかなか難しかったです。それでもいくつか、美しい結晶の形を撮影できました。

見とれてしまうような美しさです

上から降ってきた雪に当たってつぶれなければ、しばらくこの形を保っています。「雪の結晶は天からの手紙である」と名言を残したのは、北海道大学低温科学研究所の故中谷宇吉郎博士です。美しい六角形を見ていると、自然の不思議を感じます。

数千メートルの上空からの手紙・・

道路脇で咲き始めていたナガミヒナゲシの花は、春の雪に迷惑そうな様子で下を向いていました。

雪にうなだれたナガミヒナゲシ

博物館は4月13日(月)まで休館が続きます(3月29日現在)。今後の休館、再開の情報についてはホームページで随時お知らせ致します。

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