道端の野草を代表する存在とも言えるのが、オオイヌノフグリです。真冬から日だまりで咲き始め、秋遅くまで咲き続ける花期の長い植物です。
名前の由来は、これも有名な話ですが・・
果実を犬のふぐり(陰嚢)に見立てて付けられていますが、自然観察会などで紹介すると、大ウケするか、ドン引きされるか賭けのようなネタです。
さて、オオイヌノフグリにも、近縁の植物が隣り合って咲いていたりします。タチイヌノフグリです。
パーツはそれぞれ似ているけど、サイズ感が異なります。
花はルーペが無いとわからないくらい小さく、直径2ミリメートルあるかないか・・
花は小さいのですが、タチイヌノフグリの果実はオオイヌノフグリとあまり変わらない大きさで同じような形のものが実ります。
近くに咲いていたもう1種。こちらは園芸植物が逸出した外来種で、ユウゲショウです。
春風にそよぐ姿が美しいですね。この20年ほどの間に、芝生の隅や道端で増えてきた植物です。