チリグモ

畳の部屋をホウキがけしていたらチョロチョロと走り出てきたクモ。体長2mm程度なので「何かの幼体だろう」と思っていたのですが、独特のせわしない走り方が気になって採集してみたら、正体はチリグモでした。

チリグモ。薄い天幕状の住居の中にいます(手前の白いのはティッシュペーパーです)。

屋内の壁と床の境目などに天幕状の住居を作り、近くを通りかかった獲物を捕らえます。

体長1mm程の幼体。透明感があります。小さいのでチョロチョロ走っていても、ちりが風に飛ばされているようにしか見えません。

糸をかける時に、獲物の周りをくるくると回るのがとても面白いので、住居を見つけたら注目してみましょう。部屋の中でもできる生き物観察です。

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