6月1日からふ化が始まったカイコは、3日にほぼふ化して出そろったため、朝、飼育箱へ移して給桑しました。養蚕用語でこれを掃き立てと言います。
これは、タネ紙(カイコの卵が産み付けられた紙)の上でふ化した幼虫を、専用の羽箒(はぼうき)で掃いて蚕座(さんざ 飼育台に敷いた紙の上)へ移したことからこのように呼ばれています。
さて、最初の給桑の様子です。蚕座で毛蚕(けご 1齢幼虫)が頭を振っています。
刻んだクワの葉を置きます。
すると、瞬く間にクワへ寄ってきます。匂いを感じ取っているのでしょうか。
あっというまにクワの葉にたくさんの毛蚕がとりつきます。
そうして日中食べ続けて・・下の写真は、6月3日の夕方撮影したものです。
真っ黒く見えていた毛蚕が、もうカイコらしい色と形になりはじめています。
こうして毎日驚くような成長を見せてくれるカイコ、いよいよ育成が始まりました!