今日は、相模原市環境情報センター主催の環境セミナーで、自然環境観察員のみなさんに向けて調査の目的や方法についてお話をしてきました。今年の調査テーマ(前期)は、ヒバリと花ごよみです。
この自然環境観察員制度というのは、市民参加調査に携わるボランティアとして登録していただき、実際に市内の身近な自然環境を調査していただくものです。もう10年以上の実績があり、これまでにタンポポ調査やセミの抜けがら調査、ツバメの巣の調査など市域(旧市域)全域で行ってきました。また、分科会があり、野鳥、植物、水生動物、湧水といった専門分野の調査も行っています。同様の市民参加調査はいろいろな市町村で行われていますが、これほど毎年活発に行われている例は少ないと思います。市民のみなさんの自然に対する意識の高さと、環境情報センターという活動の拠点の存在が大きいと感じています。
博物館も、制度発足の当初から主に生きもの調査の分野で関わってきました。今年は果たしてどんな結果が出るのか?そして、相模原市の鳥、ヒバリの生息状況は?
今から結果が楽しみです。
(生物担当学芸員 秋山)