きいろいのもてんとう虫

一般に「テントウ虫」というと、赤い地色に黒の斑点、あるいはその逆という色をイメージされるのではないしょうか。

キイロテントウ


この写真の虫は、黄色と白というちょっと変わった色合いですが、れっきとしたテントウ虫、キイロテントウです。
体長は4mm程でやや小柄。特に珍しい種ではありませんが、ナナホシテントウやナミテントウといった「赤黒」のテントウに比べると、見かける機会は少ないと思います。
テントウムシはアブラムシなどを食べる肉食か、作物の葉などを食べてしまう植物食かで「益虫・害虫」に分けられる事があります。このキイロテントウの食べ物はちょっと変わっていて、作物の病気である「うどん粉病」の菌を食べています。それなら益虫だ!と言いたくなりますが、菌を撲滅するほど食べるわけではないようです。虫にしてみれば、好きなものを好きなように食べてるわけで、役に立つかどうかは人間の勝手な思い込みというわけです。そんな事を考えながらこの虫を見ていると、なんだかちょっと超然としているようにも見えてきます。いや、それこそ勝手な思い込みですね。

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