掃き立てから29日目、ちょっと成長が遅れていたカイコたちが今、繭(まゆ)をつくっているところです。飼育展示のコーナーではそのカイコたちの繭づくりの様子を展示しています。
6月28日にはほとんどのカイコが繭を作り始めていて、すでにほぼ完成しています。でもこうして成長がばらついているおかげで、2日くらいしか見られない繭づくりの様子のいろいろな段階を見ることができます。
こちらは、今朝早くから本格的に繭をつくり始めたカイコです。まずは外枠の支えの糸を張り巡らし、徐々に内側へ丸く形を作っていきます。
昨晩から作り始めたもの、すでに丸1日経っているものは、だいぶ繭の形ができてきました。中身の透け具合で、進行の段階がわかります。
ところで昨日、ご近所にある、大野村いつきの保育園の子どもたちが見学に来られているところに遭遇しました。飼育展示が始まってから、週に何度もお散歩がてら寄って、カイコの成長の様子を見守ってくれているそうです。
お散歩から帰るとカイコの成長の様子を絵に描いているとのことで、今度、作品を見せていただく約束をしました。
これから繭をつくるカイコも数頭残っているので、あと数日は、こうした様子をお見せできると思います。雨模様が続きますが、ぜひご来館いただき、間近でご覧ください。