梅雨時といえば雨。野外での活動には不向きな感じですが、生き物はこの時期にせっせと成長したり、雨の合間をぬって活動しています。
コガタコガネグモ幼体。体長3mm程。まだ透き通ったような色をしています。
ジョロウグモ幼体。体長4mm程。だいぶ模様がはっきりしてきました。これくらいの大きさになると、網の形もも成体と同じように目の細かい垂直円網と不規則網の組み合わせになっているのがはっきりわかります。
シロブチサラグモ幼体。体長4mm程。ぱっと見がジョロウグモ幼体に似ていますが、模様がもっとシンプルなのと、ドーム状の網の下側にぶら下がっているので簡単に区別ができます。
ニホンヒメグモ成体。体長4mm程。左の色の濃いのがオスで、右の色の薄いのがメス。オスがメスの網に侵入しています。
チリイソウロウグモ幼体。体長5mm程。クサグモの網にいました。餌のおこぼれを掠め取ったり、時には脱皮直後の宿主を襲うこともあります。
この写真は、全て通勤途上の15分間程度の間に撮影したものです。この時期がいかに生き物の密度が濃いのか、お分かり頂けると思います。この時期の気候を「ムシムシする」というのと、どうしてもイメージが重なってしまうのですが、これは「蒸し蒸し」なので、関係ありませんね。