ヒルガオ

二十四節気の大暑に入っているというのに、まだまだ梅雨空が続きそうです。
5月のこのブログで、コヒルガオを紹介しました。その時に、ごく近い仲間のヒルガオも過去の写真を使って紹介しましたが、その写真と同じ場所でヒルガオが咲き始めました。「コ(小)」と付かないだけに、花も少し大きめです。それにしても、雨粒がちょっとおしゃれですね。

ヒルガオの花

博物館近くのフェンスにからみついていて、ここの株は真夏に咲きます。春の終わり頃から咲くものもありますが、コヒルガオよりも少し花期が遅く始まるのも特徴のようです。
コヒルガオとヒルガオは、実は識別がとても難しいということを前回のブログでも書きました。一番のポイントとなるのは、花のすぐ下の柄がつるっとしているのがヒルガオです。

ヒルガオの花の柄。ひだが無くつるっとしている

下の写真はコヒルガオで、柄にヒダがついています。

コヒルガオ 柄にひだが見える

葉や、花を支えている2枚の苞葉(ほうよう)という部分が比較的大きくて、先が丸いというのもヒルガオの特徴なのですが、コヒルガオと共に個体差が大きくて、それだけでは識別できません。

ヒルガオの葉 この株はあまり典型的な形ではない

今、コヒルガオもヒルガオもあちらこちらのフェンス沿いや、街路樹の植え込みなどで花を咲かせています。歩道でついつい立ち止まり「どっちかな?」と見比べてしまうのですが、あまり熱中していると通行の邪魔になるし、不審者になってしまうので気をつけています。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , パーマリンク