ヤマシロオニグモ

博物館周辺で見つけたクモ。比較的大きく、色彩は地味。いかにも「クモ」という見かけです。

ヤマシロオニグモ

ヤマシロオニグモのメス。体長15mmほどで、平地の樹林などで見られます。この個体は、茶褐色に黒い斑紋がありますが、中には大きな白い斑紋を背負っているものなどもいて、模様の変異が多い事で知られています。
このあたりでは、同じ位のサイズのオニグモ類としてヤエンオニグモを良く見かけるのですが、腹部前端の形状が異なるので、見分けがつきます。

ヤエンオニグモ。腹部前端の「肩」の部分が尖っている。オニグモなどと共通の特徴。ヤマシロオニグモは「肩」が丸く、似た種にイエオニグ、コゲチャオニグモなどがある。

ヤマシロオニグモは特段珍しい種ではなく、博物館周辺の環境であれば普通にいるだろうと常々思っていたのですが、ようやく出会う事ができました。

次の写真はヤマシロオニグモを正面からアップで撮ったものです。長い毛がたくさん生えていること、8個ある目のうち正面にある4個の位置が良く分かります。クモが苦手な人はクリックしない方が良いと思いますが、興味のある方は大きい画像でお楽しみください。

正面から見たところ。クリックすると拡大します。

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