ちょっと長いタイトルになりましたが、写真は、コクサグモの網につけられたシロカネイソウロウグモの卵のうです。
クモそのものは、近くのジョロウグモの網にいました。
宿主の網についた餌を盗み取って暮らしているクモですが、時々複数個体が同じ餌にとりついている事もあります。
右側の個体が餌を放してしまいました。
ジョロウグモの網の捕獲面から離れた位置に命綱をつけてあるので、脚を放すと、自動的に網の面から離れるようになっています。無防備に宿主の網を歩き回っているわけではなく、ちゃんと逃亡手段が用意してあるのですね。
ところで、この時期、ほかにも似たような卵のうを見かけます。
これはヒメグモ(ニホンヒメグモ)の網で見つけました。チリイソウログモです。やはり宿主の網から餌を盗む習性があります。卵のうの形もどことなく似ていますね。
分類も習性も近い仲間が、卵のうも似た形をしているというのはちょっと面白いです。