いつも観察場所にしている植え込みに、10月に入ってから棚状の網がたくさん見られるようになりました。
ここは2月下旬から3月初旬頃にクサグモの幼体が、約一ヶ月後にコクサグモの幼体が現れる場所です。どちらも棚状の網を張ります。
そしてこの二種は外見がとても似ていて、パッと目ではほぼ区別ができません。
採集して確認してみると、コクサグモでした。
クサグモの成体が見られるのは主に夏、コクサグモはそれより一ヶ月遅れなので、不自然さはありません。
しかし、今年は7月に植え込みの剪定が行われたので、どちらもすっかり姿を消していました。クサグモはその後見かけませんでした。コクサグモだけ現れるとは、今までどこでどうしていたのか、ちょっと不思議です。