最近は朝晩に加え、昼間もだいぶ冷え込むようになりました。
それもそのはず、今年は11月7日が「立冬」です。
暦の上では冬の季節が始まり、空気が澄んで、星々が綺麗に見えます。
夜9時頃は、南の空でまだまだ秋の星空を楽しむことができます。
秋の星空は明るい星が少なく、星座を探すのには少し苦労をします。
(11月の星図はこちらをご覧ください。)
しかし「秋の四辺形」を目印にすると、星をたどって見つけることができます。
秋の四辺形の近くには、「アンドロメダ銀河(M31)」があります。
アンドロメダ座の方向に見えるため、そのような名前が付けられました。
アンドロメダ銀河は約230万光年彼方にあります。
光年とは、光が1年かけて進む距離のことで、1光年=約9兆4,600億kmです。
つまり、この世で一番速いと言われている光でも、
アンドロメダ銀河に届くのに約230万年かかるということです。
そんな遠いところにある銀河ですが、
街明かりの少ない所であれば肉眼でも雲のようにぼんやりと見えています。
望遠鏡を使い、拡大して撮影すると、
銀河のうずをまいた形まで捉えることができます。
秋の四辺形を目印にして、探してみてください。
そして、夜明け前の東の低い空では、水星と金星に注目です。
特に水星は11月11日に見頃を迎えます。
また、11月13日に月と金星、
11月14日に月と水星が接近して見えます。
早起きをしたら、ぜひ、ご覧になってみてください。