ジョウビタキ

冬鳥のジョウビタキがやってきました。
ジョウビタキは冬の間、単独行動で越冬場所の縄張りを持つため、渡来当初は「ヒッヒッ、カタカタ」と鳴きながら飛びまわり鉢合わせた同種同士で小競り合いを繰り返します。写真のオスは10月27日に緑区で撮影したものですが、やはりちょっと落ち着かない様子でした。

ジョウビタキ(オス)

平地の代表的な冬鳥として親しまれる本種ですが、野鳥の世界も様々なイノベーション?が起きています。ジョウビタキは十数年前から山梨県や長野県の高原の別荘地などで繁殖するようになり、その数もエリアも徐々に広がりつつあるようです。

ジョウビタキ(メス)昨年撮影した写真

神奈川県ではまだ繁殖記録はありませんが、もし県内で繁殖し始めるとすれば、相模原市緑区の山麓域ではないかと推測しています。これから10年、20年と経つうちに、鳥類図鑑のジョウビタキの渡り区分も「冬鳥」から「留鳥」(一年中みられる鳥)などと書き換えられることになるかもしれません。

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