10/31からミニ展示「歴代五輪ポスター展-1896~1976-」が、常設展示の自然・歴史展示室出口付近にて始まりました。
東京2020オリンピック・パラリンピックが1年延期されたことに伴い、当館でも予定していたオリンピック関係企画展が延期となってしまいました。そのため、大会への機運を盛り上げることを目的に、今年度はこうしたミニ展示を開催しています。
今回の「歴代五輪ポスター展」は、1896年(明治29年)の近代オリンピック第1回アテネ大会(ギリシャ)から1976年(昭和51年)の第21回モントリオール大会(カナダ)までの、18枚の夏季五輪大会ポスターを展示しています。
21回なのに18枚?と思われた方もいるでしょうか。3枚足りないのは、実は、1916年(大正6年)の第6回ベルリン大会、1940年(昭和15年)の第12回東京大会、1944年(昭和19年)の第13回ロンドン大会が、戦争により中止になったためです。
昨年の大河ドラマ「いだてん」をご覧になった方は、主人公たちがオリンピック中止に悲しむシーンがあったことを思い出されたのではないでしょうか。
今回展示したポスターは、市民の方から寄贈された貴重な資料で、18枚のポスターのほか、各大会の概要などがわかる資料とセットになっています。
そこで、各大会の参加国数、出場選手数及び日本人選手の活躍などもあわせて解説パネルで紹介していますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
このミニ展示は12月20日(日)まで開催予定です。