11月の星空情報②

冬も近づく落葉の候、日に日に寒さも増してきましたね。
相模原では間もなく紅葉が見ごろを迎える頃でしょうか。
色づく景色が楽しみです。
みなさん、体調にはくれぐれも気をつけて、
これからの寒い季節を心も体も健康に乗り越えていきましょう。

そして、今時期の星空観察は寒さが少し厳しいですが、
凛と澄んだ空気の夜空で見上げる星々は、
いつもよりキラキラと輝き、
まるで美しいダイヤモンドのようです。

秋から冬の星空
(撮影地:相模原市緑区)

 

11月17日には「しし座流星群」が極大になります。
今年はたくさんの流れ星が見える!と、言う予測ではないのですが、
月明かりはなく、観測条件は良いとされています。
街明かりの少ない場所で夜空を見上げたら、
流れ星を見つけることが出来るかもしれません。

流星群は極大日の前後約一週間の間は見つけやすく、
見ごろは17日の真夜中から18日の夜明け前です。
星空観察をする際は安全な場所、そして暖かい格好で観察してくださいね。

図:しし座流星群の放射点 11月18日午前2時 東の空

 

また、夏頃から夜空で寄り添うように輝いている木星と土星は、
近頃では日の入りの1時間後には、南西の低い空で明るく輝いています。

さらに11月19日には、これら二つの惑星に細い月が近づいて見えます。
月が細いほど、惑星の明るさが際立つため、とても美しく見えることでしょう。
木星と土星はこれから12月下旬にかけてさらに近づいていきますので、
しばらくの間は二つの惑星が夜空で寄り添う姿を楽しめそうです。

図:11月19日 月が木星、土星に接近
(国立天文台 天文情報センター)

 

そして、10月6日に地球に最接近した火星も
まだまだ空の高い所で赤く輝いています。
惑星たちは明るいので街中でも見つけやすいです。
(11月の星図はこちらをご覧ください。)

もしかしたら、ご自宅の窓からでも眺めることが出来るかも知れません。
自分だけの星空観察ベストポジションをぜひ探してみてはいかがでしょうか?

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