大寒の相模川

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1月20日は二十四節季の大寒(だいかん)です。一年で最も寒い時期の意味です。さすがに朝はピリっと冷え込みましたが、日中は快晴で、ひだまりはポカポカと暖かく感じられました。相模川の河原でこの時期に調査しておきたいことがあって歩いていると、ジョウビタキが近くに飛んできました。

ジョウビタキ(オス)

翼には良く目立つ白斑があり、そこから「紋付き」という別名があります。
こちらは河岸のちょっと暗い斜面林内にいたルリビタキです。

ルリビタキ

ルリビタキとジョウビタキは同じヒタキの仲間なので当然ですが、シルエットがよく似ています。でも、生息環境がちょっと異なり、ルリビタキは暗い場所を好み、茂みからなかなか出てきません。一方ジョウビタキは開けた場所にもよく出てきます。どちらも警戒心があまり強くなく、数メートルの距離で観察できることもしばしばです。
水際を歩いていると、チーッと鳴いてカワセミが遠くを飛びました。

カワセミ

頭首工(とうしゅこう:農業用水を取り込むための堰)の下の流れの速いところで、ホオジロガモが泳いで採食していました。

ホオジロガモ(メス)

河原を歩いていると、突然近くの小鳥たちが一斉に警戒の声を上げました。上空を見ると、ハイタカが旋回していました。

ハイタカ(幼鳥)

狩りをするつもりは無いらしく、どんどんと高い空へ上がっていき、見えなくなってしまいました。
大寒の河原にも、たくさんの鳥たちの姿があることを実感できた調査になりました。

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