2月9日、博物館お隣の樹林地がやけに賑やかでした。なんだろうと思って近づくと、イカルの群が地面に下りて、夢中で採食していたのです。
こちらが近づきすぎて一斉に飛び立つと、バババと大きな音がしました。ざっと数えて150羽ほどいました。それにしても、翼の青色光沢が美しい鳥です。
枝上に止まったところです。黒い頭巾(ずきん)に、大きな黄色い嘴(くちばし)。ある年代より上の方には、懐かしい姿ではないでしょうか。かつて駅の構内の売店では、この鳥がイメージキャラクターとしてシャッターに描かれていました。
画面奥の樹洞(じゅどう)に頭を突っ込んでいる個体がいます。それを回りで順番待ちをしているのは、樹洞にたまった水を飲むためです。
このたくさんのイカルは、おそらく北方から食料を求めて南下してきた群と思われます。もともと相模原市内にもイカルは生息していますが、冬は10羽程度の群で行動しています。北方で食料不足になり、大挙して相模原までやってきたのでしょう。まだまだ厳しい季節が続きますが、なんとか栄養を蓄えて北へ帰ってほしいですね。