閉会した開館25周年企画「色々な石展」について、今回は、2「透明な石」コーナーを紹介します。
前回の記事はこちら。
2「透明な石」コーナーでは、天然の鉱物以外にも、人工水晶や博物館で育成したミョウバンの結晶も展示しました。
透明な石の代表はやはり水晶でしょうか。水晶は鉱物学的には石英(せきえい)という名前です。石英のうち透明度の高いものや、きれいな形をしたものを水晶と呼んでいます。人工水晶は工業製品に利用されています。
相模川水系でも水晶が見られます。ただし、爪楊枝(つまようじ)ぐらいのとても小さなものです。
蛍石(ほたるいし)は緑色、紫色、黄色などがありますが、多くのものは透明や白色です。
この火山灰は見た目には透明ではありませんが、顕微鏡で見ると透明な火山ガラスをたくさん含んでいることがわかります。火山灰は岩石や鉱物の細かい破片からできています。
博物館で育成したミョウバンの結晶です。ミョウバンの結晶を作るのには時間と手間がかかり、まさに育てている感じがします。大きなものは育成するのに1年半近くかかりました。
次回は、3「白色の石」コーナーを紹介します。