林に転がっている丸太を、よっこらしょと動かすと、よく見かけるのがこの生き物。
ムカデです。漢字で書くと「百足」。ヤスデ等とともに「多足類」に分類されています。
あまりじっくり見る機会はないかもしれませんが、本当のところ足は何本あるのでしょうか?
これはトビズムカデ(とび色+頭=トビズという名前です)。以前、博物館の入り口前を散歩しているところを捕獲したものです。いかにも「ムカデ」といった風貌しています。
足の数を数えると、一番後ろの尻尾のようなものを含めて21対。つまり21×2=42本。意外に少ないですね。
こちらは博物館周辺で最もよく見られるイッスンムカデ。
15対(30本)と、更に少ない。
実は、ムカデの仲間は種類によって足の数が異なっています(幼虫は少ないという事もあります)。
一番足の数が多い種類。ジムカデの仲間です。
ちょっと多いので一瞬ためらいましたが、数えました。
41対(82本)。
やっぱり100本には届かないようです。
というわけで、数えてみた結果、
「ムカデの足の数は数十本」
という事が確認できました。