博物館の敷地内で、市内に自生する絶滅危惧植物の系統保存のための栽培を行っています。植木鉢やプランターで育てているだけのものですが、そんな植物も春のスイッチが入ってきています。
こちらはオキナグサ(キンポウゲ科)です。
種名の翁(おきな)草とは、この白い毛が密生する様子から名づけられました。つぼみがこれだけ大きくなっているので、今月中に咲きそうです。
こちらはカワラノギク(キク科)です。少し立ち上がったロゼット葉(越冬葉)が特徴です。
昨年秋からすでにこの状態でしたが、少しずつ葉が伸びて色合いも濃くなってきました。
ツメレンゲ(ベンケイソウ科)のロゼット葉です。放射状にまとまった肉厚の葉が冬の終わりころから少しずつ大きくなり、まるでバラの花のように見えます。
夏頃、中央から花芽が立ち上がり、秋の終わりころに花が咲きます。
カザグルマ(キンポウゲ科)は、新芽を伸ばしています。ゴールデンウィーク頃には花が咲くでしょう。
どんな花が咲くのか、それはまた花が咲いたときにこのブログで紹介します。