カワラノギクの種まき

今日は市内南区下溝の相模川で、絶滅危惧種カワラノギクの圃場で種まきを行ってきました。

ここは、今年から光明学園相模原高校の理科研究部が中心となって管理していく保全圃場です。先日、事前のレクチャーをして、いよいよ今日は実際に種まきの作業に入ったわけです。まずは桂川・相模川流域協議会のみなさんから指導を受けます。

一列になって、種をまきます。無駄なく効率的に発芽するように、まんべんなくまいていきます。

こんな荒れ地のような状態ですが、1か月もすれば芽生えも出そろい、ついでにカワラノギクの競争相手になってしまうほかの草も、ニョキニョキと伸びてくるはずです。これからは草抜きに汗を流すことになります。ちなみに、シルト質の立地なので、栄養が多く根も早く張れそうです。自然条件では通常2年目に咲くことが多いカワラノギクですが、おそらくこの圃場は1年目にかなり開花すると予測できます。

最後にみんなで集合写真。秋には咲き乱れるカワラノギクをバックに記念写真が撮れるといいですね。

(生物担当学芸員 秋山)

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