春まっさかりの楽園へ

市内に自生する絶滅危惧植物の現況は、できるだけ毎年確認しています。春に咲くものが多いのですが、今年はサクラの開花が早めなため、年度末の慌ただしい中、3月24日にいずれも市内緑区の自生地を巡回してきました。まずは、オキナグサの自生地です。

オキナグサ

楽園のような場所で、そばにはオカオグルマも咲いています。

オカオグルマ

地元の方が草刈りなどの手入れをしてくださっているおかげで維持されています。
次に訪れたのは、カタクリの自生地です。花はすでにピークを過ぎていました。

カタクリ

ここは県内唯一のギフチョウの発生地(県天然記念物)に近いので、ギフチョウがどこからともなく飛んできて、タチツボスミレにとまって吸蜜していました。

ギフチョウ

さらに別の場所へ移り、いくつかの早春植物を確認しました。こちらはアマナです。

アマナ

いずれも、地元の方や土地の所有者による草刈りなどの管理が行われることで維持されている場所です。維持管理に携わる方々へ敬意を抱きつつ、今年も無事に確認できたことに安堵しました。

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