この写真、以前も紹介したマルゴミグモ。温暖化の影響で北上してきたとも言われているクモです。しかし、思いの外寒さに強いのか、1月くらいに見られなくなったと思ったら3月に入ってちょっと暖かくなると真っ先に姿を現します。
ところでこの写真、何か変です。そう、網にヨコ糸が張られていないのです。この日(3月27日)の朝は少し雨が降っていたので、虫を捕るのに使う糸は張らずにいたのでしょう。付近にいた4個体全てがこんな様子でした。
そして翌日(3月28日)は、こんな様子。
やけにこじんまりとした円網です。こんな小さな網で、エサが確保できるのでしょうか?前日の寒さの中、ようやく張ったという事なのかもしれません。それでもいつもどおり真ん中にちょこんと乗っている姿はユーモラスですらあります。これも付近の4個体全て同じような状態でした。
ところで、昨日、今日と暖かい日が続きましたが、今朝は昨日と同じ網でした。どうやら貼り替えていないようです。せっかくの良い天気なのに…どうもよく分かりません。これからいつ張り替えるか、ちょっと気にして見ていこうと思います。(学芸班 木村)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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