フデリンドウが開花しました

博物館の駐車場や周辺の樹林地で、毎春可憐な花を楽しませてくれるフデリンドウが、今年も咲き始めました。

開花したフデリンドウ(2021年3月30日)

まだ咲きはじめですが、この数日の春の陽気でだいぶ開花が目立ってきました。樹林地の遊歩道沿いにもたくさん花が見られます。
花が真上に向かって咲くため、開花するとよく目立ちます。しかし、つぼみのうちは見つけるのが大変です。下の写真のどこにつぼみがあるかわかりますか?

どこにつぼみがあるかわかりますか?

中央やや右下にあります。拡大するとこんな感じです。

フデリンドウのつぼみ

フデリンドウは越年草(おつねんそう)なので、今年咲いた株は結実後に枯れてなくなってしまいます。種子は秋まで休眠してから発芽、そのまま越冬します。今咲いている株は、落ち葉の下などで冬を乗り切ったことになります。小さく可憐な花ですが、そんな力強い一面もあるのです。

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