令和3年4月1日(木)から5月9日(日)まで、考古企画展「変化の時代を生きた縄文人 相模原市域の縄文時代中・後期文化」を開催しています。
今回の考古企画展のキーワードは「変化」です。
市内には今から約5,000年前の縄文時代中期から約4,000年前の縄文時代後期にかけての遺跡が多く残っています。
特に縄文時代中期はムラの数が多く、人口が急激に増加したことが想定されます。ところが、縄文時代後期になるとムラの数が大きく減少し、その規模も縮小していることから、一転して人口減少が進んだ可能性があります。この点に注目し、縄文人の生活がどのように変化したのか、土器、石器、ムラの様子から探ります。
展示は市域の遺跡を中心に、当時の集落の様子、食料事情、お墓のあり方、石器の材料からみる交流、豊かな恵みへの祈り、といった5つのテーマを紹介しています。
地域の身近な遺跡から、縄文時代の暮らしや歴史を学ぶことのできる絶好の機会となっています。また、子ども向けの展示解説や塗り絵も準備しましたので、お持ち帰りください。ぜひご来館ください。