4月3日、コロナ休館でしばらく休止となっていた生きものミニサロンを実施しました。通常は月の終わりの方の土曜が定例日なのですが、今回はフデリンドウの見ごろを逃してはいけないと思い、臨時で実施しました。
当日朝、館内とTwitterでお知らせしただけだったのですが、ご家族連れが興味津々で参加してくれました。フデリンドウは期待どおりたくさん咲いていました。
この季節、フデリンドウだけではもったいないので、たくさん飛び回っているビロードツリアブも。
つかまえて、透明のセルビンに入れてじっくり観察。
丸々モフモフの体や、長い口吻(こうふん)などが観察できました。
こちらはニガイチゴです。キイチゴ(ラズベリー)の仲間と紹介すると、やっぱりみなさんお味に興味を持たれていました。梅雨入り前くらいに運が良ければ甘い果実を食べられるかも、ただし、アリがたくさんついていることが多いのでご注意くださいとお伝えしました。
そして、博物館周辺の樹林地でなぜか見られるシロバナタンポポも観察しました。
九州や四国では普通のタンポポですが、関東地方にはもともと分布していません。この場所にいつどのように入ってきたのかはわかりませんが、それほど増える様子もなくひっそりと咲いています。
葉が開いて見えなくなる前にと、クワの枝にぶら下がっていた去年のクワコの繭(まゆ)も見ていただきました。
最初、繭には見えなかったようですが、まわりのケバをはずして中身を出してみると「あーっほんとだ!」と声があがりました。
久しぶりのミニサロン、スタッフもとても楽しくて、あっという間の30分でした!